112A6|第112回 医師国家試験 過去問

脳・精神・感覚器・皮膚精神科睡眠障害・摂食障害

睡眠について正しいのはどれか。

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正解: b

正答

b 深いノンレム睡眠は朝方に向けて減少する。

この問題のポイント

睡眠は一定の深さで続くのではなく、ノンレム睡眠とレム睡眠を周期的に繰り返します。深いノンレム睡眠は夜の前半に多いことが基本です。

解説

入眠後は浅いノンレム睡眠から深いノンレム睡眠へ進み、その後にレム睡眠が現れます。夜の前半は徐波を主体とする深いノンレム睡眠が多く、朝方に近付くにつれて深い睡眠は減り、レム睡眠が長くなります。したがってbが正しい記述です。

レム睡眠では急速眼球運動がみられ、筋緊張は低下し、鮮明な夢を体験しやすくなります。夢はノンレム睡眠でも生じ得ますが、浅いノンレム睡眠に限定する説明は不適切です。睡眠時間や構成は年齢によって変わります。

選択肢の確認

a 夢を体験するのは浅いノンレム睡眠の時期である。
誤り。鮮明な夢はレム睡眠で生じやすく、夢を浅いノンレム睡眠だけの現象とすることはできません。

b 深いノンレム睡眠は朝方に向けて減少する。
正しい。深いノンレム睡眠は睡眠前半に多く、朝方には減少します。

c レム睡眠は緩徐な眼球運動が特徴である。
誤り。REMは急速眼球運動を意味します。緩徐な眼球運動は入眠期などにみられます。

d 乳幼児ではレム睡眠が成人より少ない。
誤り。乳児は成人に比べてレム睡眠に相当する睡眠の割合が多く、成長とともに減少します。

e 総睡眠時間は青年期以降一定である。
誤り。必要睡眠時間や実際の睡眠時間は加齢に伴い変化し、青年期以降も一定ではありません。

覚えるポイント

  • 夜の前半は深いノンレム睡眠、朝方はレム睡眠が相対的に多くなります。
  • REMのRはrapidで、急速眼球運動を表します。

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