112F39|第112回 医師国家試験 過去問
温式自己免疫性溶血性貧血で正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: d・e
正答
d、e
この問題のポイント
温式自己免疫性溶血性貧血は主にIgG抗体が関与し、脾臓などで赤血球が破壊されます。溶血所見と赤血球表面の抗体を確認します。
解説
体温付近で反応する自己抗体が赤血球に結合し、脾臓などのマクロファージに処理される血管外溶血が主体です。ヘモグロビン分解が増えるため間接ビリルビンやLDが上昇し、代償的に網赤血球が増えます。直接Coombs試験は患者赤血球に結合した免疫グロブリンや補体を検出し、通常陽性となります。ハプトグロビンは溶血で消費され低下し得ます。まれに通常法で陰性のAIHAもあるため、検査陰性だけで完全に除外しません。
選択肢の確認
a 血管内溶血である。
誤り。温式では脾臓などの網内系による血管外溶血が主体です。血管内での破壊を中心とする病態とは異なります。
b IgM型抗体が原因である。
誤り。典型的にはIgG型抗体です。寒冷凝集素症ではIgMが主に関与します。
c ハプトグロビンが高値を示す。
誤り。溶血では遊離ヘモグロビンとの結合などによりハプトグロビンは低下し得ます。高値を典型所見とはしません。
d 間接ビリルビンが高値を示す。
正しい。赤血球の破壊でヘムの分解が増え、非抱合型である間接ビリルビンが上昇します。
e 直接Coombs試験が陽性である。
正しい。患者赤血球表面に結合した抗体・補体を検出し、免疫性溶血を裏付けます。
覚えるポイント
温式AIHAはIgG、血管外溶血、直接Coombs陽性。溶血では間接ビリルビン・LD上昇を確認します。
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