113A12|第113回 医師国家試験 過去問

脳・精神・感覚器・皮膚脳神経内科

ナルコレプシーの患者の訴えと考えられるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c

正答

a 「会議中に突然眠ってしまいます」、c 「大笑いすると突然全身の力が抜けます」

この問題のポイント

ナルコレプシーでは、日中の抑えられない眠気・睡眠発作と、笑いなどで誘発される情動脱力発作が手掛かりです。

解説

会議中など本来は起きていたい場面でも突然眠ってしまう訴えは、過度の日中の眠気に対応します。大笑いしたときに力が抜ける現象はカタプレキシーで、通常は意識が保たれたまま短時間の筋緊張低下が起こります。これはナルコレプシー1型に特徴的です。

オレキシン系の障害などにより睡眠と覚醒の調節が不安定になります。睡眠麻痺や入眠時幻覚を伴うこともあります。夜間睡眠が途切れる場合もありますが、明け方まで寝つけない訴えや不眠への不安だけでナルコレプシーと判断することはできません。

選択肢の確認

a 「会議中に突然眠ってしまいます」
正しい。日中の抑えられない眠気・睡眠発作に対応します。

b 「毎日明け方になるまで眠れません」
誤り。睡眠・覚醒相の後退や不眠などを検討する訴えで、本問の特徴的な症状ではありません。

c 「大笑いすると突然全身の力が抜けます」
正しい。笑いなどの情動で起こる脱力はカタプレキシーです。

d 「足がむずむずして動かさずにいられません」
誤り。安静時の不快感と動かしたい衝動はレストレスレッグス症候群を示唆します。

e 「毎晩眠れないのではないかと不安になります」
誤り。不眠への予期不安を表し、ナルコレプシーに特徴的な睡眠発作とは異なります。

覚えるポイント

  • 睡眠発作と、意識を保った情動脱力発作を区別します。
  • ナルコレプシー1型ではカタプレキシーとオレキシン低下が重要です。

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