113B19|第113回 医師国家試験 過去問
麻疹について誤っているのはどれか。
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正解: e
正答
e 解熱とともに皮疹は消失する。
この問題のポイント
麻疹ではカタル期に続いて高熱と発疹が現れ、解熱後も発疹は段階的に薄れ、色素沈着を残し得るため、解熱と同時に消えるとはいえません。
解説
感染後およそ10日前後で発熱、咳、鼻汁、結膜充血などが出現し、発疹出現までの目安は約14日です。カタル期末に口腔粘膜のKoplik斑を認め、いったん熱が下がりかけた後、発疹期に再び高熱となる二峰性の経過をとります。
発疹は顔面などから体幹・四肢へ広がり、互いに融合することがあります。回復期には出現した順に徐々に薄れ、褐色の色素沈着や落屑を残すことがあります。疑う場合は強い感染力を踏まえて空気感染対策を行います。
選択肢の確認
a 潜伏期間は10~14日である。
正しい記述です。症状の開始・発疹出現など何を起点にするかで幅があり、概ね10〜14日という目安は妥当です。
b 発熱は二峰性の経過を取る。
正しい記述です。カタル期の発熱と、発疹期の再上昇による二峰性の経過が典型です。
c 口腔粘膜に白色斑がみられる。
正しい記述です。頬粘膜などに小さな白色斑であるKoplik斑を認めます。
d 皮疹は癒合する。
正しい記述です。発疹は広がり、隣接する皮疹が融合して面状にみえることがあります。
e 解熱とともに皮疹は消失する。
正答。誤りです。解熱と同時にすべて消えるのではなく、徐々に退色し色素沈着などを残し得ます。
覚えるポイント
- 麻疹:カタル症状、Koplik斑、二峰性発熱、融合する発疹。
- 回復期にも皮疹の痕が残ることがあります。
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