113B22|第113回 医師国家試験 過去問
尿道カテーテル留置の目的で最も適切なのはどれか。
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正解: e
正答
e 水腎症を伴う慢性尿閉の治療
この問題のポイント
尿道カテーテルは、明確な適応がある場合に必要な期間だけ使います。水腎症をきたした慢性尿閉は、尿を排出して腎機能を守る適応です。
解説
膀胱から尿が出せず高い圧が上部尿路へ伝わると、水腎症と腎機能障害を生じます。カテーテルで排尿を確保し、原因を調べます。高度の閉塞解除後には多尿・電解質変動などを監視する必要があります。
一方、留置は細菌尿、尿路感染、尿道損傷などの原因になります。介護者の負担軽減や単なる失禁管理のために安易に留置せず、自然排尿、排泄介助、間欠導尿などを適応に応じて検討します。必要性を毎日見直すことが重要です。
選択肢の確認
a 尿路感染の予防
誤り。カテーテルはむしろ尿路感染リスクを高めます。感染予防目的で留置するものではありません。
b 介護負担の軽減
誤り。介護の都合だけでは適応になりません。患者の利益とリスクを評価し、他の排泄支援を検討します。
c 尿蛋白量の測定
誤り。通常は自然尿での尿蛋白/クレアチニン比や適切な蓄尿で評価でき、測定のための留置を原則としません。
d 患者の長期安静保持
誤り。長期安静そのものを維持するための器具ではありません。重症管理など個別の明確な適応を判断します。
e 水腎症を伴う慢性尿閉の治療
正しい。尿閉を解除して膀胱・上部尿路の圧を下げ、腎障害の進行を防ぐ必要があります。
覚えるポイント
- 尿閉による腎障害は導尿の適応です。
- 留置は感染リスクを伴うため、必要性と抜去時期を常に見直します。
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