113B9|第113回 医師国家試験 過去問
発語は流暢で話し言葉の理解も良好だが、復唱が不能なのはどれか。
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正解: c
正答
c 伝導失語
この問題のポイント
失語の分類では流暢性・理解・復唱を組み合わせます。流暢に話し理解もよいのに、復唱が著しく苦手なのが伝導失語です。
解説
伝導失語では自発語が比較的流暢で、話の理解は保たれますが、聞いた言葉をそのまま繰り返す課題で目立つ障害があります。音の取り違えである音韻性錯語や、何度も言い直す様子を伴うことがあります。
従来は言語理解領域と言語産生領域を結ぶ弓状束の障害として説明されてきましたが、実際には周囲の皮質などを含む言語ネットワークの障害として捉えます。聴覚入力そのものの理解が難しい純粋語聾、非流暢なBroca失語、理解も障害されるWernicke失語と区別します。
選択肢の確認
a 失 読
誤り。文字を読む能力の障害であり、聴いた言葉の復唱が特に障害されるという条件とは異なります。
b 純粋語聾
誤り。聴覚による言語の理解が障害されるため、「話し言葉の理解も良好」と一致しません。
c 伝導失語
正しい。流暢性と理解が比較的保たれたまま、復唱が不釣り合いに障害されるのが特徴です。
d Broca失語
誤り。発話は努力性・非流暢となるのが典型で、提示された流暢な発語とは合いません。
e Wernicke失語
誤り。流暢な発語でも意味内容に乏しく、話し言葉の理解が障害されるのが典型です。
覚えるポイント
- 伝導失語=流暢・理解良好・復唱不良。
- 失語は発音の障害だけではなく、言語機能を項目ごとに評価します。
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