113C6|第113回 医師国家試験 過去問
へき地医療について正しいのはどれか。
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正解: d
正答
d へき地医療拠点病院は代診医派遣の役割を担っている。
この問題のポイント
へき地医療は都道府県が体制を整備し、支援機構が調整し、拠点病院が具体的な診療支援を担う。
解説
へき地では医師数が限られ、診療所の医師が研修や休暇で不在になるだけでも住民が診療を受けにくくなる。そこで、都道府県が指定するへき地医療拠点病院が、巡回診療、医師派遣、代診医派遣などにより地域の医療を支える。代診医派遣は、へき地診療所の診療を継続し、そこで働く医師の研修機会や休養も確保する仕組みである。
へき地医療支援機構は都道府県単位で広域的な支援を調整する。医療提供体制の計画は都道府県が策定し、住民の数、交通事情、医療機関までの距離などに応じて整備する。一次医療圏ごとに診療所を機械的に1か所配置する制度でも、救命救急センターがすべての巡回診療を担当する制度でもない。
選択肢の確認
a へき地医療支援機構は市町村ごとに設置する。
誤り。へき地医療支援機構は都道府県単位で、医師派遣や関係施設間の連携を広域的に調整する。
b へき地医療診療所は一次医療圏毎に設置されている。
誤り。へき地診療所は無医地区などの医療需要に応じて設置され、一次医療圏ごとの一律配置ではない。
c へき地保健医療計画は地域医療支援病院が策定する。
誤り。へき地の保健医療に関する計画を策定する主体は都道府県である。地域医療支援病院は紹介患者の診療などを担う別の制度である。
d へき地医療拠点病院は代診医派遣の役割を担っている。
正しい。へき地診療所の医師が不在となる際の代診医派遣は、拠点病院の主要な役割の一つである。
e へき地巡回診療車は地域の救命救急センターから派遣される。
誤り。巡回診療はへき地医療拠点病院などが担う。救命救急センターを派遣元とする一律の制度ではない。
覚えるポイント
- 都道府県=計画、支援機構=調整、拠点病院=診療支援。
- 拠点病院の主要業務は巡回診療・医師派遣・代診医派遣。
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