113E20|第113回 医師国家試験 過去問

内科系腎・泌尿器糸球体疾患・ネフローゼ

微小変化型ネフローゼ症候群について正しいのはどれか。

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正解: a

正答

a 副腎皮質ステロイドが著効する。

この問題のポイント

微小変化型ネフローゼ症候群では、急な浮腫と大量蛋白尿、ステロイドへの良好な反応が特徴です。治療反応がよくても、再発が少ないとは限りません。

解説

糸球体の光学顕微鏡所見が軽微な一方、電子顕微鏡では足細胞の足突起の癒合がみられます。アルブミンを主体とする選択性の高い蛋白尿により低アルブミン血症と浮腫を呈します。典型例では血清補体は低下しません。

副腎皮質ステロイドが第一選択となり、多くは寛解します。ただし成人では小児より寛解まで時間を要することがあり、頻回再発やステロイド依存の例もあります。治療反応不良、低補体血症など非典型的所見がある場合は、ほかの糸球体疾患や二次性要因を再評価します。

選択肢の確認

a 副腎皮質ステロイドが著効する。
正しい。ステロイドに良好に反応することが特徴です。ただし、すべての症例が短期間で寛解するわけではありません。

b 再発することはまれである。
誤り。再発は少なくなく、頻回再発やステロイド依存が治療上の問題になることがあります。

c 尿蛋白の選択性は低い。
誤り。典型的にはアルブミン主体の選択性の高い蛋白尿です。「蛋白が多い」ことと「選択性が低い」ことは別です。

d 低補体血症を認める。
誤り。通常は血清補体値が保たれます。低補体血症なら免疫複合体関連など他の腎疾患を考える手掛かりです。

e 緩徐に発症する。
誤り。典型例は急激に浮腫や蛋白尿が出現します。緩徐な発症を代表的な特徴とはしません。

覚えるポイント

  • 微小変化型:高選択性蛋白尿、補体正常、ステロイド反応良好。
  • 寛解しやすいことと、再発しにくいことを混同しません。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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