113E25|第113回 医師国家試験 過去問

小児・周産期・女性医学産婦人科婦人科良性疾患・生殖内分泌

長期間無月経をきたした女性で注意すべき続発症はどれか。

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正解: b

正答

b 骨粗鬆症

この問題のポイント

長期の無月経では、その原因を調べるとともに、低エストロゲン状態に伴う骨量低下を見逃さないことが重要です。

解説

エストロゲンは骨吸収を抑える方向に働くため、分泌低下が長期間続くと骨量が減り、骨粗鬆症や骨折の危険が増します。若年者では、十分な最大骨量を獲得する時期に低栄養や性腺機能低下があることも問題になります。

無月経ではまず妊娠を除外し、体重減少、運動量、ストレス、薬剤、下垂体・卵巣機能などを評価します。すべての無月経が低エストロゲン性ではなく、子宮・流出路の異常などもあるため、原因の確認が必要です。本問は、長期無月経で注意すべき代表的な続発症を問うています。

選択肢の確認

a 色素沈着
本問の代表的な続発症ではありません。色素沈着は副腎不全など特定の背景疾患でみられますが、無月経そのものの一般的な結果ではありません。

b 骨粗鬆症
正しい。低エストロゲン状態が持続すると骨吸収が進み、骨量減少や骨粗鬆症をきたすおそれがあります。

c 子宮内膜症
誤り。子宮内膜症はエストロゲンに依存する病態で、低エストロゲン性の無月経による代表的な続発症ではありません。

d 末梢神経障害
本問の代表的な続発症ではありません。栄養障害などで合併し得ますが、無月経と骨量低下ほど直接的な関係ではありません。

e 月経前症候群
誤り。月経前症候群は排卵周期の黄体期に関連した症状で、長期間月経がないことの続発症とはしません。

覚えるポイント

  • 長期無月経では原因検索に加えて骨の健康を評価します。
  • 低栄養・過剰運動・低エストロゲンは若年者の骨量獲得にも影響します。

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