116C18|第116回 医師国家試験 過去問
内科系血液貧血・溶血
慢性炎症に伴う貧血で増加するのはどれか。
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正解: b
正解
b フェリチン
解説
慢性炎症に伴う貧血では、炎症性サイトカインにより ヘプシジン が増加し、鉄が貯蔵系にとどまりやすくなります。
その結果、
- 血清鉄は低下
- フェリチンは上昇
- 造血は抑制される
というパターンになります。
したがって増加するのは フェリチン です。
病態の整理
慢性炎症では、鉄が不足しているというより、使いにくくなっているのが本質です。
そのため、体内貯蔵鉄を反映するフェリチンは高くなりやすい一方、血清鉄は低下します。
他の選択肢
a 血清鉄
むしろ低下します。c 網赤血球数
造血亢進ではないため、増加しにくいです。d ハプトグロビン
この病態の典型所見として問われる指標ではありません。
本問ではフェリチンが代表的です。e 平均赤血球容積〈MCV〉
増加しません。正常〜やや低下が一般的です。
ひっかけポイント
鉄欠乏性貧血と混同すると迷いやすい問題です。
- 鉄欠乏性貧血:フェリチン低下
- 慢性炎症に伴う貧血:フェリチン上昇
この対比が重要です。
覚えるポイント
- 慢性炎症性貧血 → ヘプシジン上昇
- 血清鉄低下
- フェリチン上昇