116E7|第116回 医師国家試験 過去問
小児・周産期・女性医学産婦人科妊娠生理・健診
正常の胎児循環において最も酸素分圧の高い血液が流れている部位はどれか。
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正解: a
正解
- a 臍静脈
解説
胎児循環では、酸素化は肺ではなく胎盤で行われます。そのため、胎盤から酸素を多く含んだ血液を胎児へ運ぶ臍静脈が、最も酸素分圧の高い血液を流しています。
胎児循環の流れ
- 胎盤で酸素化された血液が臍静脈を通ります。
- その血液は静脈管を経て下大静脈に入り、右心房へ向かいます。
- 一部は卵円孔を通って左心系へ流れ、脳や心臓へ比較的酸素の高い血液が送られます。
各選択肢の検討
a 臍静脈
正しい選択肢です。b 肺静脈
胎児肺ではガス交換がほとんど行われないため、出生後のような高酸素血にはなりません。c 動脈管
肺動脈から大動脈へ流れるシャント血で、酸素分圧は高くありません。d 上大静脈
頭頸部から戻る静脈血であり、酸素分圧は低いです。e 内腸骨動脈
胎児下半身へ向かう動脈血で、臍静脈より酸素分圧は低いです。
覚えるポイント
- 胎児で最も酸素が高いのは臍静脈
- 出生後で高酸素なのは肺静脈