116F63|第116回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア救急・集中治療外傷初期診療
この時点で追加する検査として優先度が低いのはどれか。
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正解: b
正解
- b 血液培養
解説
この設問は、前問から続く外傷性腹腔内出血の評価の場面です。左下位肋骨骨折後の脾損傷や再出血が疑われており、優先されるのは出血とショックへの対応に直結する検査です。
そのため重要なのは、
- 輸血準備
- 凝固能評価
- 循環不全の程度の把握
です。一方、血液培養は敗血症や菌血症を疑うときに行う検査であり、この時点での優先度は低くなります。
各選択肢の検討
a 血液型
重要です。輸血の可能性があるため、早期に確認が必要です。b 血液培養
正しいです。現時点では感染症よりも出血性病態の評価が優先されるため、優先度は低いです。c 血中乳酸
重要です。組織低灌流やショックの評価に有用です。d 交差適合試験
重要です。出血が進行した場合に速やかに輸血できるよう準備が必要です。e プロトロンビン時間
重要です。止血能や凝固異常の有無を確認するため、外傷性出血の評価で有用です。
国試での判断軸
外傷患者では、
- 出血しているか
- ショックになっているか
- 輸血や止血介入が必要か
を優先して考えます。感染症評価の検査は、その後の優先順位になります。
覚えるポイント
- 外傷性出血では、血液型、交差適合試験、凝固系、乳酸が重要です。
- 血液培養は感染症が主問題のときに優先される検査です。