117E11|第117回 医師国家試験 過去問
社会医学・医療システム公衆衛生生活習慣・健康づくり
行動変容のステージと患者へのアプローチの組合せで適切なのはどれか。
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正解: c
正解
c 準備期 --------- 行動計画の作成
行動変容ステージの整理
行動変容モデルでは、対象者の状態に応じて支援の内容を変えることが重要です。
主な流れは次のとおりです。
- 無関心期
まだ問題意識が乏しく、行動を変えるつもりがない段階です。 - 関心期
変わった方がよいとは思い始めているものの、まだ実行には移っていない段階です。 - 準備期
近いうちに行動を変える意思があり、具体策を立てる段階です。 - 実行期
実際に行動変容を始めた段階です。 - 維持期
行動変容を継続し、再発を防ぐ段階です。
なぜ準備期で行動計画を作成するのか
準備期は、すでに「やってみよう」という気持ちがあり、実際の行動開始が目前にある段階です。
そのため、この時期には
- いつ始めるか
- 何をどの程度行うか
- うまくいかないときにどうするか
といった具体的な行動計画の作成が最も適しています。
各選択肢の整理
a 無関心期 --------- 目標の設定
誤りです。無関心期では、いきなり目標設定をしても本人の納得が得られにくく、まずは問題意識を高める働きかけが優先されます。b 関心期 --------- 情報の提供
一見もっともらしく見えますが、最も適切な組合せとしては不十分です。関心期では単なる情報提供だけでなく、行動変容の利益と障壁を整理し、動機づけを高める支援が重要です。c 準備期 --------- 行動計画の作成
正しい組合せです。準備期は具体的な実行内容を決める段階です。d 実行期 --------- 罰則の設定
誤りです。実行期では成功体験を強化し、継続を支える支援が大切であり、罰則中心の対応は不適切です。e 維持期 --------- 支援の終了
誤りです。維持期では再発予防が重要であり、支援やフォローアップを続ける必要があります。
ひっかけポイント
この問題では、b 関心期 --------- 情報の提供 が紛らわしい選択肢です。
ただし、ステージに最も合う支援を選ぶ問題なので、準備期の特徴である具体的な行動計画を押さえることが大切です。
覚えるポイント
- 無関心期は気づきの支援
- 関心期は動機づけ
- 準備期は行動計画
- 実行期は継続支援
- 維持期は再発予防
この対応を押さえておくと解きやすくなります。