117F73第117回 医師国家試験 過去問

内科系循環器肺循環・血栓塞栓

胸部造影CTを別に示す。 最も適切な治療薬はどれか。

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正解: a

正解

a ヘパリン

解説

この一連の症例は 肺血栓塞栓症 を想定する問題です。
胸部造影CTでは、肺動脈内の血栓を示す 造影欠損 が問題になります。
急性期治療として最も適切なのは ヘパリンによる抗凝固療法 です。

なぜヘパリンか

急性肺血栓塞栓症では、まず 血栓の進展を防ぐこと が重要です。
ヘパリンは速やかに抗凝固作用を発揮できるため、急性期治療の基本になります。

他の選択肢が誤りな理由

b アスピリン

アスピリンは抗血小板薬であり、静脈血栓塞栓症の急性期治療の中心ではありません。

c 血管拡張薬

血管拡張薬はこの病態の原因治療ではありません。

d 殺細胞性抗癌薬

悪性腫瘍が原因で血栓症リスクが上がることはありますが、この時点での急性治療薬ではありません。

e 副腎皮質ステロイド

肺血栓塞栓症の標準治療ではありません。

国試での判断軸

肺血栓塞栓症では、

  • 診断:Dダイマー、造影CT
  • 治療:まず抗凝固

という流れで整理すると解きやすくなります。

覚えるポイント

  • 急性肺血栓塞栓症:抗凝固療法が基本
  • 急性期の代表は ヘパリン
  • アスピリンは動脈系血栓の文脈で使うことが多い

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