118E25|第118回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア救急・集中治療ショック・敗血症
ショックと症候の組合せで誤っているのはどれか。
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正解: d
正解
d 敗血症性ショック --------- 蕁麻疹
この問題の考え方
ショックは原因によって、出やすい症候がかなり異なります。
この問題では、各ショックの典型的な身体所見や病態を結びつけられるかがポイントです。
なぜ d が誤りか
蕁麻疹は、ヒスタミン放出を伴うアナフィラキシーショックで典型的にみられる所見です。
一方、敗血症性ショックでは、感染に伴う血管拡張、血圧低下、頻脈、発熱、意識障害などが中心であり、蕁麻疹は代表的所見ではありません。
各選択肢の整理
a 出血性ショック --------- 頻脈
正しい組合せです。
循環血液量が減るため、代償的に交感神経が活性化して頻脈になります。
b 心原性ショック --------- 乏尿
正しい組合せです。
心拍出量低下によって腎血流が減少し、乏尿が起こります。
c 神経原性ショック --------- 徐脈
正しい組合せです。
交感神経トーンが低下するため、血管拡張に加えて徐脈を伴いやすいのが特徴です。
d 敗血症性ショック --------- 蕁麻疹
誤りです。
敗血症性ショックで目立つのは、発熱、頻脈、血圧低下、早期の皮膚温暖などです。
蕁麻疹は敗血症性ショックの代表所見ではありません。
e アナフィラキシーショック --------- 喉頭浮腫
正しい組合せです。
喉頭浮腫は気道閉塞の原因となる重要な所見で、アナフィラキシーで非常に典型的です。
ひっかけポイント
「血圧低下を起こす」という点はどのショックにも共通するため、そこで考えると混乱します。
国試では、そのショックに特有の症候を結びつけることが大切です。
- 出血性ショック:頻脈、冷汗、四肢冷感
- 心原性ショック:乏尿、肺うっ血
- 神経原性ショック:徐脈
- アナフィラキシーショック:蕁麻疹、喉頭浮腫
覚えるポイント
蕁麻疹はアナフィラキシー、これをまず確実に押さえると、この問題は解きやすくなります。