119A40|第119回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア救急・集中治療ショック・敗血症
65歳の男性。2時間前に胃癌に対して手術を受けた。帰室時、心拍数は80台/分で経過していた。5分前から腹腔ドレーンより血性体液が急激に流出した。現在、心拍数140/分、整。血圧82/48 mmHg。呼吸数16/分。SpO₂ 100%(マスク5 L/分酸素投与下)。 投与する輸液の組成で適切なのはどれか。

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正解: a
正解
a
解説
術後早期に腹腔ドレーンから血性排液が急増し、頻脈と低血圧を認めているため、出血性ショックを考える。まず必要なのは、循環血液量を速やかに補うための等張性細胞外液補充液である。
選択肢 a は、乳酸リンゲル液に相当する組成であり、出血時の初期輸液として適切である。
各選択肢の考え方
a
等張性の細胞外液補充液であり、初期蘇生に適している。b〜d
組成上、カリウム負荷が問題となり、初期輸液としては不適切である。e
5%ブドウ糖液に相当し、循環血液量の速やかな補正には適さない。
覚えるポイント
- 出血性ショックの初期対応では、まず等張性細胞外液を投与する。
- 代表は乳酸リンゲル液である。
- ブドウ糖液は、初期蘇生の輸液としては不適切である。