118F22|第118回 医師国家試験 過去問
内科系循環器検査・身体診察・リハビリ
抗凝固療法が必須でない人工臓器はどれか。
解答・解説を見る
正解: d
正解
d 植込み型ペースメーカ
考え方
抗凝固療法が必須になるのは、血液が人工物に広く接触し、血栓ができやすい装置 です。
これに対して、植込み型ペースメーカ は慢性的な全身抗凝固を必須とはしません。
なぜペースメーカは必須でないのか
植込み型ペースメーカは、心臓の刺激伝導を補助する装置であり、血液を機械の中で循環させるわけではありません。
リードは静脈内や心腔内に入りますが、ECMO や人工心肺のように大規模な体外循環回路を持たないため、 routine の抗凝固療法は必要ありません。
抗凝固が必須になるもの
a ECMO
体外循環回路の中を血液が流れるため、血栓形成を防ぐ目的で抗凝固が必要です。
b 人工心肺装置
手術中に血液が体外回路へ流れるので、強い抗凝固が必要です。
c 人工弁(機械弁)
機械弁は血栓形成リスクが高く、長期の抗凝固療法が必要です。
e 植込み型補助人工心臓
血液が人工ポンプに接触するため、血栓予防のための抗凝固が必要です。
各選択肢の整理
d 植込み型ペースメーカ
正解 です。
慢性抗凝固療法は必須ではありません。
覚えるポイント
血液が人工回路や人工弁と広く接触する装置は抗凝固が必要 です。
一方、ペースメーカは抗凝固必須ではない と覚えると解きやすいです。