118F21|第118回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア老年医学薬物療法・加齢変化
高齢者で増大するのはどれか。
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正解: b
正解
b 脈圧
考え方
高齢者で増大しやすいのは 脈圧 です。
脈圧は、収縮期血圧 − 拡張期血圧 で表されます。
加齢により大動脈や中〜大血管の弾性が低下すると、血管が硬くなって収縮期に圧が上がりやすくなります。
一方で、拡張期には十分な弾性反跳が得られにくくなるため、収縮期血圧と拡張期血圧の差が開き、脈圧が広がります。
いわゆる 収縮期高血圧 が高齢者で多いのも、この変化と関係しています。
各選択肢の整理
a 骨量
加齢で 減少 します。
とくに閉経後女性では骨吸収が進みやすく、骨粗鬆症の原因になります。
b 脈圧
正解 です。
動脈硬化、血管弾性低下により増大します。
c 肺活量
加齢で 低下 します。
胸郭の可動性低下や肺弾性の変化が背景です。
d 心拡張能
加齢で 低下 します。
左室のコンプライアンスが落ち、拡張しにくくなります。
e 糸球体濾過量
加齢で 低下 します。
腎血流量や有効ネフロン数の減少が関係します。
覚えるポイント
高齢者では、
- 脈圧は増える
- 骨量、肺活量、心拡張能、GFR は 低下する
という向きで覚えると整理しやすいです。