112F44|第112回 医師国家試験 過去問

総合診療・救急・ケア老年医学薬物療法・加齢変化

ポリファーマシーの要因になるのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: c・d・e

正答

c、d、e

この問題のポイント

ポリファーマシーは薬の数だけでなく、薬物有害事象や服薬負担などの問題を生じる状態を重視します。多疾患と情報分断が主な要因です。

解説

高齢者が複数の慢性疾患を持つと、それぞれの病気に薬が追加されやすくなります。複数医療機関を受診し、処方情報が共有されていなければ重複投与や相互作用の危険が増します。したがって施設間連携の欠如、複数機関からの処方、多疾患の高齢者増加が背景要因です。残薬は服薬困難や過剰処方の結果・手掛かりになり得ますが、本問が尋ねる直接的な形成要因とは区別します。必要な薬まで数だけを理由に中止することも適切ではありません。

選択肢の確認

a 残薬の増加
本問では選びません。残薬増加は多剤処方や服薬アドヒアランス低下の結果として現れやすく、薬が増える構造的要因とは位置付けが異なります。

b 処方日数の短期化
誤り。処方日数の短期化自体が薬の種類を増やすわけではありません。適切な短期処方は効果や副作用を見直す機会にもなります。

c 医療施設間連携の欠如
正しい。薬剤情報が共有されず、重複や処方の連鎖を見直しにくくなります。

d 複数医療機関からの処方
正しい。各医療機関が他の処方を十分把握せず追加すると、重複・相互作用や服薬負担が増えます。

e 複数疾患をもつ高齢者の増加
正しい。併存疾患が多いほど疾患ごとの薬が重なりやすく、総合的な処方評価が必要になります。

覚えるポイント

多疾患と複数処方に情報共有の不足が重なると問題が生じます。薬一覧と実際の服用状況をまとめて見直します。

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