119F20|第119回 医師国家試験 過去問
脳・精神・感覚器・皮膚精神科統合失調症・精神症候
精神症状と障害される精神機能の組合せで正しいのはどれか。
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正解: b
正解
b 無 為 —— 意 欲
解説
無為 は、自発性が低下し、何もせずに過ごす状態を指します。
これは 意欲の障害 と結びつけるのが正しい理解です。
したがって、正しい組合せは 無為 —— 意欲 です。
無為とは
- 自分から行動を起こさない。
- 活動性が低下している。
- 意欲、自発性の低下として表現される。
統合失調症の陰性症状やうつ病などでみられることがあります。
各選択肢の検討
a 恐怖 —— 思考
誤りです。恐怖は 情動 の異常として捉えます。思考障害ではありません。b 無為 —— 意欲
正解です。無為は意欲低下の表現です。c 離人症 —— 発達
誤りです。離人症は自己の感覚や現実感に関する異常であり、発達の障害ではありません。d 両価性 —— 自我
誤りです。両価性は、同じ対象に対して相反する感情や態度を同時にもつ状態で、感情や意思のまとまりの障害として理解しますが、「自我」と単純に対応させるのは適切ではありません。e 学習障害 —— 知能
誤りです。学習障害では全般的知能は保たれていることが多く、読み書き計算など特定領域に障害があります。知能障害そのものではありません。
ひっかけポイント
精神症状の問題では、症状を「思考」「情動」「意欲」「知覚」「意識」などのどこに分類するかが重要です。
この問題では、とくに 恐怖は情動、無為は意欲 という対応を押さえているかが問われています。
覚えるポイント
無為は意欲障害 です。
あわせて、恐怖は情動、学習障害は知能障害ではない ことも整理しておくと得点しやすくなります。