26PM1|第26回 精神保健福祉士国家試験 過去問
双極性障害の躁病{そうびょう}エピソードに関する次の記述のうち、正しいものを2つ選びなさい。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
躁病エピソードでは、気分の高揚だけでなく、思考の加速、誇大性、活動性の増大、睡眠欲求の減少などを一まとまりで捉えます。治療薬も、うつ病エピソードと混同せずに判断することが重要です。
解説
双極性障害の躁病エピソードでは、気分が異常かつ持続的に高揚・開放的又はいらだたしくなり、活動性や活力が増大します。観念奔逸、誇大性、注意散漫、睡眠欲求の減少、多弁などが代表的です。治療では気分安定薬や非定型抗精神病薬などが検討され、抗うつ薬、とりわけ単剤使用は躁転や症状悪化に注意を要します。したがって、思考が次々に浮かぶことと、自分の能力を過大に感じることを選びます。
選択肢の確認
1.考えが次々と浮かんでくる。
正しい。観念奔逸と呼ばれる思考の加速は、躁病エピソードの代表的な症状です。
2.性欲が低下する。
誤り。躁状態では性欲や性的活動が亢進することがあり、低下を典型像とはしません。
3.治療薬は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を使用する。
誤り。躁病エピソードの基本治療をSSRI単剤とすることはなく、躁転の危険にも注意します。
4.「自分は何でもできる」と気が大きくなる。
正しい。自尊心の異常な高まりや誇大性に相当し、躁病エピソードに特徴的です。
5.活動性が亢進{こうしん}するので、疲労を感じやすい。
誤り。活動性が高まっても睡眠欲求や疲労感が乏しいことが典型で、疲れやすさを中心とはしません。
覚えるポイント
躁病は「観念奔逸・誇大性・活動性増大・睡眠欲求減少」の組合せで覚え、抗うつ薬単剤を安易に選ばないようにします。