28AM4第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目医学概論

事例を読んで、次のうち、Aさんの希望を踏まえた訓練やサポートを行う主な職種として、最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事 例〕 Aさん(58歳、男性)は脳梗塞を発症し、右片麻痺{みぎかたまひ}と構音障害の症状があるため、回復期リハビリテーション病棟に入院中である。利き手である右手を実用的に使うことは難しく、左手を使って身の回りのことができるよう練習している。退院後は一人で入浴できるようになりたいと希望しており、自宅の浴室に手すりを設置する予定である。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

リハビリテーション職の役割を、本人が実現したい生活行為から判断します。Aさんの希望は単なる筋力改善ではなく、左手の活用や手すりを用いて一人で入浴するという具体的な日常生活活動です。

解説

作業療法士は、食事、更衣、入浴などの生活行為や仕事・余暇活動を用い、心身機能と生活環境の両面から自立や参加を支援します。本事例では、片麻痺があっても本人が望む入浴を実現できるよう、動作練習、利き手交換、福祉用具や手すりの使い方、浴室環境の調整を検討するため、2が最も適切です。他職種とも連携しますが、設問が示す中心課題から主な職種を選びます。

選択肢の確認

1.理学療法士
この場面の主な職種としては適切ではありません。理学療法士は基本動作能力や歩行などを主に扱いますが、入浴という作業の再獲得は作業療法の中心です。

2.作業療法士
正答。入浴動作、片手での生活技術、福祉用具、住環境を本人の目標に沿って具体的に評価・練習します。

3.言語聴覚士
この場面の主な職種としては適切ではありません。構音障害への訓練は担いますが、設問で問われる入浴動作の中心担当ではありません。

4.義肢装具士
この場面の主な職種としては適切ではありません。義肢・装具の製作や適合を担いますが、入浴生活行為全体の訓練を主に行う職種ではありません。

5.看護師
この場面の主な職種としては適切ではありません。療養上の世話や健康管理を担い入浴支援にも関わりますが、生活行為の専門的訓練は作業療法士が中心です。

覚えるポイント

理学療法は起居・移動などの基本動作、作業療法は生活行為と社会参加、言語聴覚療法はコミュニケーション・摂食嚥下が中心です。本人の希望を起点に、環境調整も含めて多職種で支えます。

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