28AM81第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)共通科目社会福祉調査の基礎

A市では、市内の小中学生を対象とする生活実態調査を行うこととなった。本調査の検討を行う委員会において、中学生になると朝食を摂らない生徒が多くなることが指摘され、調査では小学生と中学生の朝食の摂取状況の違いをクロス集計によって検証することとなった。調査票では、朝食を摂る頻度に関する質問を設け、その選択肢を「週に3回以上/週に1~2回程度/月に1~2回程度」とした。 次のうち、この選択肢に当てはまるものとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

尺度水準は、値に順序があるか、間隔が等しいか、絶対的なゼロがあるかで判断します。「週3回以上」「週1~2回程度」「月1~2回程度」には頻度の高低という順序があります。

解説

三つのカテゴリーは朝食摂取頻度の多い順・少ない順に並べられますが、カテゴリー間の差が等しいとはいえません。したがって順序だけに意味がある順序尺度であり、3が最も適切です。この調査では「全く摂らない」等の選択肢がなく回答不能者が生じる可能性も検討し、子どもが理解できる表現と網羅性をパイロット調査で確認することが大切です。

選択肢の確認

1.SD法
誤り。「明るい―暗い」など両極の形容詞対を複数用いて、対象の印象を測定する方法です。

2.比例尺度
誤り。比率に意味のある絶対的ゼロと等間隔をもつ尺度ですが、本選択肢のカテゴリー間隔は等しくありません。

3.順序尺度
正答。朝食を摂る頻度の高低という順位は判断できますが、カテゴリー間の差の大きさは一定ではありません。

4.複数回答法
誤り。複数の選択肢を同時に選べる回答形式を指し、この設問は一つの頻度区分を選ぶ形式です。

5.リッカート法
誤り。「非常にそう思う」から「全くそう思わない」など、複数項目への同意程度を合計して態度を測る方法です。

覚えるポイント

名義=区別のみ、順序=順位あり、間隔=等間隔、比例=等間隔と絶対ゼロです。頻度カテゴリーの幅が不等なら順序尺度です。

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