28PM21第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問

新カリキュラム(第27・28回)専門科目精神保健福祉の原理

精神保健福祉の歴史に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

精神保健福祉史の人物と業績を正しく組み合わせます。自らの精神科病院入院体験を公表し、精神衛生運動を進めたのはクリフォード・ビアーズです。

解説

ビアーズは、自身の入院中に受けた処遇を『わが魂にあうまで』に著し、精神障害のある人への処遇改善と予防を掲げる精神衛生運動を推進しました。ピネルはフランスで鎖からの解放と人道的処遇、バザーリアはイタリアの精神科病院廃止を方向づけた法律第180号、ジョーンズは治療共同体、サリービーはストレングス視点に関係します。マディソンでACTの原型を発展させたのはスタインとテスタです。人物名だけでなく、国・時代・運動を一組にして覚えます。

選択肢の確認

1.バザーリア(Basaglia, F.)は、精神障害者を鎖から解放し人間的な処遇を提唱した。
誤り。鎖からの解放と人道的処遇で知られるのはピネルで、バザーリアはイタリアの脱施設化を進めました。

2.ビアーズ(Beers, C.)は、自らの入院の体験を著し精神衛生運動に取り組んだ。
正しい。本人としての体験を公表し、処遇改善と精神衛生運動を推進しました。

3.ピネル(Pinel, P.)は、精神科病院の廃止を訴え法律第180号の制定運動に関わった。
誤り。法律第180号に関わったのはイタリアのバザーリアで、ピネルではありません。

4.ジョーンズ(Jones, M.)は、日本における私宅監置の状況を調査し医療施設の整備を主張した。
誤り。日本の私宅監置を調査したのは呉秀三らで、ジョーンズは治療共同体で知られます。

5.サリービー(Saleebey, D.)は、マディソン市でACT(包括型地域生活支援プログラム)モデルの原型を創った。
誤り。サリービーはストレングス視点に関係し、ACTの原型はスタインとテスタらによります。

覚えるポイント

ピネル=鎖からの解放、ビアーズ=入院体験と精神衛生運動、バザーリア=法律180号、ジョーンズ=治療共同体と対応させます。

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