28PM23|第28回 精神保健福祉士国家試験 過去問
次のうち、リカバリーを論じた際に、「多くの精神障害者は地域で暮らし、働き、愛し、重要な貢献をすることを求めている」旨を主張した人物として、正しいものを1つ選びなさい。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
リカバリーを専門職が症状を治す過程だけでなく、本人が希望と意味ある生活を取り戻す個人的過程として語った当事者・研究者はパトリシア・ディーガンです。
解説
ディーガンは、自身の精神障害と回復の経験を踏まえ、精神障害のある人も地域で暮らし、働き、愛し、貢献することを求める主体であると論じました。リカバリーは、症状が完全になくなることだけを条件にせず、本人が希望、自己決定、役割、つながりを再構築する過程です。支援者は治療目標を一方的に決めず、本人の願いと強みを聴き、必要な環境調整と機会を共に作ります。ゴッフマンは全制的施設、リバーマンは精神科リハビリテーション、ウイングは施設症・社会精神医学、マイヤーは精神生物学に関係します。
選択肢の確認
1.ゴッフマン(Goffman, E.)
誤り。全制的施設やスティグマを論じた社会学者で、提示されたリカバリー論の人物ではありません。
2.リバーマン(Liberman, R.)
誤り。社会生活技能訓練など精神科リハビリテーションの発展に関係します。
3.ディーガン(Deegan, P.)
正しい。当事者の視点から、希望と意味ある地域生活を中心とするリカバリーを論じました。
4.ウイング(Wing, J.)
誤り。施設症や統合失調症、自閉症研究に関係しますが、この主張の人物ではありません。
5.マイヤー(Meyer, A.)
誤り。生活史と環境を重視する精神生物学的立場で知られ、ディーガンの主張とは異なります。
覚えるポイント
ディーガンは「当事者」「希望」「地域での意味ある生活」です。リカバリーは専門職が与える結果ではなく、本人が主体となる個別の過程です。