107AM042|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み41~43の問いに答えよ。Aさん(48歳、未産婦)は身長160 cm、体重45 kg、BMI 17.6。初経12歳。元来、月経周期は45~60日で不規則である。35歳のときに婦人科医院を受診し多囊胞性卵巣症候群、子宮筋腫と診断されたが、その後は自己判断で通院していない。2年前に甲状腺機能亢進症と診断され、内科医院に通院し内服治療中である。半年前から不正性器出血があり、かかりつけの内科医に相談したところ、子宮体癌の疑いがあると言われた。Aさんは子宮体癌の精密検査のために、婦人科医院で経腟超音波断層法と子宮内膜細胞診を受けることになった。Aさんへの検査の説明で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
経腟超音波は排尿後に行い、子宮内膜細胞診は子宮腔から細胞を採取します。検査後は少量出血や感染に配慮して入浴を避け、シャワーにします。
解説
経腟超音波検査では腟内へ細いプローブを挿入し、子宮内膜の厚さや子宮・付属器を観察します。腹壁上からの超音波と異なり、通常は膀胱を空にした方が観察しやすいため、排尿を控える必要はありません。子宮内膜細胞診では細い採取器具を頸管から子宮腔へ入れて内膜細胞を採取しますが、内視鏡で直接見る子宮鏡検査とは別です。検査後は少量の出血があり得るため、当日は浴槽につからずシャワー浴とし、多量出血、発熱、強い腹痛があれば受診します。
選択肢の確認
1.「検査前は排尿を控えましょう」:経腟超音波では一般に排尿して膀胱を空にするため、説明が逆です。
2.「子宮の中に内視鏡を入れる検査です」:超音波プローブと細胞採取器具を用い、子宮鏡による内視鏡検査ではありません。
3.「検査を受けた日はシャワー浴にしましょう」:検査後の出血・感染予防に配慮する説明として正しいです。
4.「腟分泌物を採取して顕微鏡で観察する検査です」:採取するのは腟分泌物ではなく子宮内膜の細胞です。
覚えるポイント
経腟超音波=排尿後、内膜細胞診=子宮腔の細胞採取。検査後の少量出血はあり得ますが、発熱・強い痛み・多量出血は受診目安です。