107PM055|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み54、55の問いに答えよ。Aさん(40歳、1回経産婦)は、前回の妊娠で妊娠高血圧腎症を発症し、妊娠38週3日に2,350 gの男児を帝王切開で出産している。自宅で妊娠反応が陽性となったため産婦人科病院を受診し、妊娠9週0日と診断された。医師の診察の後、Aさんは助産師に「1人目は帝王切開で出産しましたが、私は経腟分娩ができるのでしょうか」と相談した。初回受診時の血液検査の結果は、トキソプラズマIgG抗体陰性であった。Aさんへの指導内容で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
トキソプラズマIgG抗体陰性は既往感染による免疫がないことを示す。土壌や猫の糞便からの感染を避けるため、ガーデニングでは手袋を着用する。
解説
妊娠中の初感染では胎盤を介して胎児へ感染し得る。主な感染源は、十分に加熱されていない肉の組織シスト、猫の糞便に由来するオーシストで汚染された土や食品である。肉は中心部まで加熱し、生肉を扱った手・器具を洗う。野菜や果物はよく洗えば摂取できる。園芸では手袋を使用し、終了後に手洗いする。猫のトイレ処理もできれば他者へ依頼する。
選択肢の確認
1.性交渉は控える。:トキソプラズマの主要感染経路は食肉や土壌・猫糞であり、性交渉を一律に控える必要はない。
2.生魚は食べない。:魚介類は代表的な感染源ではなく、問題となるのは主に加熱不十分な食肉である。
3.生野菜は食べない。:土を十分に洗い落として衛生的に扱えば摂取でき、全て避ける必要はない。
4.ガーデニングの際は手袋をする。:猫糞由来のオーシストを含み得る土壌へ直接触れることを防ぐ正しい予防策である。
覚えるポイント
IgG陰性妊婦は「肉を十分加熱・野菜をよく洗う・園芸は手袋・猫糞を避ける・手洗い」を徹底する。