107PM054|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み54、55の問いに答えよ。Aさん(40歳、1回経産婦)は、前回の妊娠で妊娠高血圧腎症を発症し、妊娠38週3日に2,350 gの男児を帝王切開で出産している。自宅で妊娠反応が陽性となったため産婦人科病院を受診し、妊娠9週0日と診断された。医師の診察の後、Aさんは助産師に「1人目は帝王切開で出産しましたが、私は経腟分娩ができるのでしょうか」と相談した。回答のために確認すべき情報はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
帝王切開後の経腟分娩を検討するには子宮破裂リスクを評価する必要があり、帝王切開以外の子宮手術、特に子宮筋腫手術の既往と術式を確認する。
解説
TOLAC/VBACの適否では、前回帝王切開の子宮切開法、手術回数、子宮破裂歴、今回の産科所見と、他の子宮筋層手術歴を確認する。筋層を深く切開した筋腫核出術や子宮腔に達した手術は瘢痕部破裂の危険に関わり、分娩方針を大きく左右する。血圧や妊娠間隔も妊娠管理上評価するが、提示選択肢では子宮瘢痕を追加する手術既往が最も直接的である。
選択肢の確認
1.血圧値:妊娠高血圧腎症の再発評価には重要だが、帝王切開後経腟分娩の可否を決める子宮瘢痕情報ではない。
2.流産手術の既往:子宮穿孔等がなければ通常の子宮内容除去術は筋層瘢痕を形成せず、最優先情報ではない。
3.子宮筋腫の手術の既往:筋層切開の深さや子宮腔への到達が子宮破裂リスクに直結するため確認が必要である。
4.帝王切開から妊娠までの期間:短い分娩間隔はリスク評価要素だが、まず子宮筋層に別の手術瘢痕がないかを確認する。
覚えるポイント
VBAC評価は「前回帝切の切開法・回数+子宮破裂歴+筋腫核出など他の子宮手術+今回の分娩条件」。