107PM045第107回 助産師国家試験 過去問

次の文を読み45~47の問いに答えよ。Aさん(40歳、初産婦)は身長158 cm、非妊時体重53 kg。自宅近くのB診療所で妊婦健康診査を受けていたが、妊娠を機に仕事を辞め、妊娠13週のときに実家近くへ転居した。妊娠18週0日、今後の妊娠・分娩管理を希望してC病院を受診した。Aさんは「引っ越してバタバタしていましたが、今はゆっくり片付けをしています」と話した。母子健康手帳の記載内容を以下に示す。【表】 診察/月日|妊娠/週数-日|子宮/底長|腹囲|体重|血圧|浮腫|尿蛋白|尿糖|その他の/検査/(血液検査、血糖、/超音波など)|特記事項/(安静・休業など/の指示や切迫早/産等の産科疾患/や合併症など)|施設名/又は/担当者名 4/29|12-0|12 cm|68 cm|55.0 kg|102/56|陰性(-)|陰性(-)|陰性(-)|感染症一式/Hb 12.3 g/dL||B診療所 6/10|18-0|15 cm|69 cm|56.0 kg|105/75|陰性(-)|陰性(-)|陰性(-)|随時血糖/90 mg/dL||C病院 【表ここまで】 このときの助産師の説明で優先度が高いのはどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

転居により受診施設が変わった妊娠18週の初産婦には、切れ目なく健診を受けられるよう、今後の妊婦健康診査の標準的な受診頻度をまず説明する。

解説

実画像の母子健康手帳では、12週と18週のいずれも浮腫・尿蛋白・尿糖の丸印は「-」で陰性、血圧は102/56、105/75 mmHg、Hb 12.3 g/dL、随時血糖90 mg/dLで明らかな異常はない。したがって異常所見への指導より、転居後も継続して受診するため、妊娠23週までは4週ごと、24~35週は2週ごと、36週以降は毎週という目安を共有する優先度が高い。

選択肢の確認

1.妊婦健康診査の受診頻度:施設変更後の継続受診を確保するため、現在の週数に応じた予定を説明することが最優先である。
2.貧血を予防するための食事内容:一般的な保健指導として有用だが、Hb 12.3 g/dLで貧血を示していない。
3.妊娠高血圧症候群を予防する生活:血圧、浮腫、尿蛋白はいずれも正常で、これを最優先とする異常所見はない。
4.引っ越しの片付け作業で留意すべき内容:無理を避ける助言はできるが、本人は既にゆっくり作業しており、定期健診の確保が先である。

覚えるポイント

手帳の「-」は陰性、「+」は陽性。異常がない転居妊婦では、紹介情報と今後の健診間隔を確認して支援を途切れさせない。

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