45AM016|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
ERG で右眼のみb 波がa 波より小さかった。考えられる疾患はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
ERGの陰性型波形(negative ERG)を示す病態を選べるかを問う問題です。
解説
ERGでb波がa波より小さくなる形を**negative ERG(陰性型)**と呼びます。a波は視細胞、b波は主に双極細胞・Müller細胞に由来するため、視細胞は保たれているのに内層が障害された状態を示します。
網膜中心動脈閉塞症は網膜内層を灌流する網膜中心動脈の閉塞であり、外層は脈絡膜循環で保たれるため典型的なnegative ERGを示します。先天網膜分離症や小口病、CSNBもnegative ERGを示しますが、片眼性・急性発症という設定からは網膜中心動脈閉塞症が最も合致します。
選択肢の確認
1.高血圧眼底
誤り。高血圧眼底ではERGは通常保たれる。
2.網膜全剥離
誤り。網膜全剥離ではa波・b波ともに消失し、陰性型にはならない。
3.糖尿病網膜症
誤り。糖尿病網膜症では律動様小波の減弱が先行し、典型的な陰性型は示さない。
4.先天網膜分離症
誤り。先天網膜分離症も陰性型を示すが、両眼性・先天性であり片眼のみの所見に合わない。
5.網膜中心動脈閉塞症
正しい。網膜中心動脈閉塞症は内層のみが障害され、片眼性の陰性型ERGを示す。
覚えるポイント
- negative ERG=a波は保たれb波が減弱。網膜内層の障害を示す。
- 代表疾患は網膜中心動脈閉塞症・CSNB・先天網膜分離症・小口病。
- a波=視細胞、b波=双極細胞/Müller細胞。