45PM072|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
22 歳の女性。右眼の視力低下を主訴に来院した。幼少時からアトピー性皮膚炎があり、叩打癖がある。右前眼部の写真(別冊No. 7)を別に示す。検査として適切でないのはどれか。

解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
アトピー性皮膚炎に叩打癖を伴う若年例で、行うべきでない検査を選ぶ問題です。
解説
アトピー性皮膚炎に叩打癖がある症例では、網膜剥離、水晶体亜脱臼、円錐角膜、外傷性白内障の合併に注意します。前眼部写真から水晶体の異常が疑われる状況では、隅角検査、ERG、角膜トポグラフィ、超音波Bモードはいずれも有用です。
非接触式光学式眼軸長測定装置は、水晶体の高度混濁や網膜剥離があると測定光が眼底まで届かず測定できません。この状況では超音波Aモードを用います。
選択肢の確認
1.隅角検査
誤り。隅角検査は外傷や水晶体亜脱臼の評価に有用である。
2.網膜電図
誤り。網膜電図は網膜剥離が疑われる場合の機能評価に有用である。
3.角膜トポグラフィ
誤り。角膜トポグラフィは円錐角膜の評価に有用である。
4.超音波B モード検査
誤り。超音波Bモードは中間透光体が混濁していても眼内を評価できる。
5.非接触式光学式眼軸長測定装置による眼軸長測定
正しい。光学式眼軸長測定は高度混濁や網膜剥離では測定できず適切でない。
覚えるポイント
- アトピー+叩打癖=網膜剥離・白内障・円錐角膜・水晶体亜脱臼に注意。
- 中間透光体が混濁していると光学式測定は不可。超音波Aモードで代替。
- 超音波Bモードは混濁があっても眼内の構造を評価できる。