45PM071|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
4 歳の女児。眼位が動揺する内斜視を主訴に来院した。視力は右1.0、左1.0 で、アトロピン硫酸塩による精密屈折検査では両眼ともに+0.50 D である。大型弱視鏡でのAC/A 比測定結果(別冊No. 6)を別に示す。 AC/A 比(Δ /D)はどれか。

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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
大型弱視鏡によるAC/A比の測定結果から数値を求める問題です。
解説
大型弱視鏡でのAC/A比(gradient法)は、レンズを負荷する前後の斜視角の変化を、負荷した調節量で割って求めます。
AC/A = (斜視角の変化[Δ])÷(レンズ度数の変化[D])
写真では両眼+0.50 D装用時の目盛が約5Δ、両眼−2.50 D装用時が約17Δで、レンズを3 D分マイナス側に変えると内斜視角が約12Δ増えています。12Δ÷3 D=4.0 Δ/Dです。正常範囲はおよそ3〜5 Δ/Dで、これを超えると高AC/A比と判断されます。
選択肢の確認
1.2.5
誤り。計算した偏位量の差と一致しない。
2.3.0
誤り。計算した偏位量の差と一致しない。
3.3.5
誤り。計算した偏位量の差と一致しない。
4.4.0
正しい。負荷前後の斜視角の差を負荷レンズ度数で割ると4.0 Δ/Dとなる。
5.4.5
誤り。計算した偏位量の差と一致しない。
覚えるポイント
- gradient法:AC/A=斜視角の変化量[Δ]/負荷レンズ度数[D]。
- 正常範囲はおよそ3〜5 Δ/D。
- 大型弱視鏡では鏡筒にレンズを入れて負荷する。