46AM042|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
感染性角膜炎について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
感染性角膜炎の起炎菌と臨床経過を問う問題です。
解説
緑膿菌はプロテアーゼやエラスターゼなど強力な組織融解酵素を産生し、角膜実質を急速に融解させて数日で穿孔に至ることがあります。コンタクトレンズの不適切なケアが誘因となる代表的な起炎菌です。
結膜嚢常在菌(表皮ブドウ球菌など)も上皮バリアが破れれば起炎菌になります。角膜ジストロフィは遺伝性の変性疾患で感染とは無関係、アカントアメーバには抗菌薬は無効(消毒薬・抗真菌薬を用いる)、発症の誘因として最も多いのはコンタクトレンズ装用です。
選択肢の確認
1.結膜囊常在菌は起炎菌にならない。
誤り。結膜嚢常在菌も上皮バリアが破綻すれば起炎菌となる。
2.両眼に生じると角膜ジストロフィと呼ぶ。
誤り。角膜ジストロフィは遺伝性の変性疾患で感染とは無関係である。
3.緑膿菌による角膜炎は急速に進行しやすい。
正しい。緑膿菌は組織融解酵素により急速に進行する。
4.アカントアメーバ角膜炎は抗菌薬が著効する。
誤り。アカントアメーバに抗菌薬は無効である。
5.発症の誘因として副腎皮質ステロイド薬点眼が最も多い。
誤り。発症の誘因として最も多いのはコンタクトレンズ装用である。
覚えるポイント
- 緑膿菌=急速進行。コンタクトレンズ関連角膜炎の代表。
- アカントアメーバ=強い眼痛と放射状角膜神経炎。難治。
- 真菌=羽毛状の浸潤、緩徐進行。ステロイドで悪化。