48AM032|第48回 視能訓練士国家試験 過去問
角膜内皮細胞密度が500 個/mm2 以下の症例に白内障手術を施行した場合、起こりやすい合併症はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
角膜内皮細胞密度が低い眼での白内障手術の合併症を問う問題です。
解説
角膜内皮細胞は角膜実質の水分を汲み出して透明性を保つポンプの役割を担い、再生しません。密度が500個/mm²まで減ると代償能力が失われ、白内障手術の侵襲で水疱性角膜症(角膜浮腫と上皮の水疱形成による視力低下と疼痛)に至ります。
一般に1,000個/mm²未満で危険が高く、角膜内皮移植(DSAEK・DMEK)が必要になることがあります。
選択肢の確認
1.円錐角膜
誤り。円錐角膜は角膜実質の菲薄化と突出であり内皮密度とは関係しない。
2.水疱性角膜症
正しい。内皮の代償能力が失われ水疱性角膜症をきたす。
3.細菌性角膜潰瘍
誤り。細菌性角膜潰瘍は感染であり内皮密度と直接関係しない。
4.点状表層角膜症
誤り。点状表層角膜症は上皮の障害である。
5.単純ヘルペス角膜炎
誤り。単純ヘルペス角膜炎はウイルスの再活性化による。
覚えるポイント
- 角膜内皮は再生しない。正常は約2,500〜3,000個/mm²。
- 1,000個/mm²未満で水疱性角膜症のリスクが高い。
- 治療は角膜内皮移植(DSAEK・DMEK)。