49AM002|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
アトロピン硫酸塩の作用はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
アトロピン硫酸塩(抗コリン薬)の全身作用を問う問題です。
解説
アトロピンは副交感神経(ムスカリン受容体)を遮断するため、心臓では迷走神経の抑制が外れて心拍数が増加します。眼では散瞳と調節麻痺、そのほか口渇、消化管運動の抑制、発汗抑制による顔面紅潮と発熱をきたします。
縮瞳・調節緊張・消化管機能亢進はいずれも副交感神経刺激の作用、顔面蒼白は交感神経刺激の作用で、アトロピンの作用ではありません。
選択肢の確認
1.縮瞳
誤り。アトロピンは散瞳をきたす。
2.顔面蒼白
誤り。発汗抑制により顔面は紅潮する。
3.調節緊張
誤り。調節は麻痺する。
4.心機能亢進
正しい。迷走神経の抑制が外れて心機能(心拍数)が亢進する。
5.消化管機能亢進
誤り。消化管運動は抑制される。
覚えるポイント
- 抗コリン薬=散瞳・調節麻痺・頻脈・口渇・便秘・尿閉・顔面紅潮。
- 小児では中枢症状(幻覚・興奮・発熱)に注意する。
- 点眼後の涙嚢部圧迫で全身移行を減らす。