51AM058|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
アトロピン硫酸塩による遮閉訓練について正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
アトロピンによる薬物性遮閉(ペナリゼーション)の条件を問う問題です。
解説
ペナリゼーションでは、健眼を調節麻痺にして近方をぼかし、弱視眼を近方で使わせます。したがって弱視眼の近見視力が0.2以上あり、健眼より良く見えていることが必要です。それ以下では健眼のほうが依然としてよく見えるため効果がありません。
また見た目に遮閉具が付かないため、絆創膏型遮閉具に比べ患児のストレスが低いという利点があります。全身副作用があり、両眼視は可能で、コンプライアンスの確認は必要です。
選択肢の確認
1.副作用はない。
誤り。顔面紅潮・口渇・発熱などの全身副作用がある。
2.両眼視は不可能である。
誤り。両眼開放下で行うため両眼視は可能である。
3.コンプライアンスを問う必要はない。
誤り。コンプライアンスの確認は必要である。
4.弱視眼の近見視力は0.2 以上必要である。
正しい。弱視眼の近見視力が0.2以上あることが条件である。
5.絆創膏型遮閉具に比べ患児のストレスが低い。
正しい。絆創膏型遮閉具に比べ患児のストレスが低い。
覚えるポイント
- ペナリゼーション=健眼をアトロピンで調節麻痺にし近方をぼかす。
- 弱視眼の近見視力が健眼の近見視力を上回っている必要がある。
- 副作用=顔面紅潮・口渇・発熱・頻脈。点眼後は涙嚢部を圧迫する。