49PM060|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
アトロピン硫酸塩による遮閉法について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
アトロピンによる薬物性遮閉法(penalization)の特徴を問う問題です。
解説
アトロピン硫酸塩は全身に吸収されると、顔面紅潮・口渇・発熱・頻脈・不穏などの抗コリン性の全身副作用を起こすことがあります。点眼後は涙嚢部を圧迫し、小児では特に注意が必要です。
アイパッチのような外見上の問題はなく、両眼開放下で行え、遮閉を嫌がる児にも受け入れられやすく、調節麻痺の作用は数日〜2週間持続するため中止直後に効果が消えることはありません。
選択肢の確認
1.外見上の問題がある。
誤り。アイパッチと違い外見上の問題は少ない。
2.全身的な副作用がある。
正しい。アトロピンには顔面紅潮・口渇・発熱などの全身副作用がある。
3.両眼開放下で行えない。
誤り。両眼開放下で行えるのが利点である。
4.完全遮閉法よりストレスが大きい。
誤り。完全遮閉法よりストレスは小さい。
5.中止すれば直後に効果が消失する。
誤り。調節麻痺の作用は数日から2週間持続する。
覚えるポイント
- ペナリゼーション=アトロピンで健眼を調節麻痺にして近見をぼかす。
- 利点=外見上目立たない、両眼開放、受け入れが良い。
- 副作用=顔面紅潮・口渇・発熱・頻脈。点眼後は涙嚢部を圧迫する。