50AM034|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
視野検査の結果(別冊No. 2)を別に示す。考えられるのはどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
視野所見から疾患を推定する図問題です。
解説
図では下半分の視野が水平線を境に欠け、上半分のイソプタは保たれています。**水平経線を境界とする視野欠損(水平半盲、altitudinal defect)**は、前部虚血性視神経症に特徴的な所見です。視神経乳頭を灌流する短後毛様動脈が上下いずれかの領域で閉塞するため、水平線ではっきり区切られた欠損になります。
高齢者に突然の無痛性視力低下として発症し、乳頭浮腫とRAPDを伴います。黄斑上膜は中心暗点、下垂体腺腫は両耳側半盲、網膜色素変性は輪状暗点、緑内障は鼻側階段・弓状暗点を示します。
選択肢の確認
1.黄斑上膜
誤り。黄斑上膜では中心暗点や変視症がみられる。
2.下垂体腺腫
誤り。下垂体腺腫では両耳側半盲がみられる。
3.前部虚血性視神経症
正しい。水平経線を境界とする視野欠損は前部虚血性視神経症に特徴的である。
4.網膜色素変性
誤り。網膜色素変性では輪状暗点から求心性狭窄へ進む。
5.緑内障
誤り。緑内障では鼻側階段や弓状暗点がみられる。
覚えるポイント
- 水平半盲=前部虚血性視神経症の特徴。
- 高齢者の突然の無痛性視力低下。RAPD陽性、乳頭浮腫。
- 動脈炎性(巨細胞性動脈炎)では緊急のステロイド投与が必要。