50AM052|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
術式と術眼に起こり得る現象の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
斜視手術の術式と術後に生じる現象の対応を問う問題です。
解説
Faden手術(後方固定術)は、筋を眼球後方の強膜に縫着してその筋の作用方向への運動を選択的に弱める術式です。したがって内直筋のFaden手術では内転が制限されます。高AC/A比の内斜視で近見のみを弱めたい場合などに用います。
下斜筋切除では外方回旋作用が失われて内方回旋、外直筋には回旋作用がなく、上直筋後転では上眼瞼下垂が生じます。
選択肢の確認
1.下斜筋切除 ── 外方回旋
誤り。下斜筋切除では外方回旋作用が失われ内方回旋方向に働く。
2.外直筋後転 ── 内方回旋
誤り。外直筋には回旋作用がなく回旋の変化は生じない。
3.上斜筋移動 ── 下転
誤り。上斜筋移動術で下転が生じるという対応は正しくない。
4.上直筋後転 ── 下眼瞼後退
誤り。上直筋後転では上眼瞼下垂が生じる。
5.内直筋Faden 手術 ── 内転障害
正しい。内直筋のFaden手術では内転が制限される。
覚えるポイント
- Faden手術=作用方向への運動を選択的に弱める。眼位は大きく変えない。
- 上直筋後転=上眼瞼下垂、下直筋後転=下眼瞼後退(瞼と筋が連結しているため)。
- 後転=弱化術、短縮=強化術。