50AM051|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
確定診断のために中枢性病変の検査を必要としないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
中枢性病変の検索を要しない病態を問う問題です。
解説
微小斜視弱視は、10Δ以下の斜視と調和性異常対応・中心窩抑制暗点を特徴とする先天的・機能的な病態であり、頭蓋内病変とは無関係です。診断は眼科的な検査(4Δ基底外方試験、Bagolini線条検査、固視検査)で完結します。
急性内斜視(脳腫瘍などの除外)、MLF症候群(脳幹病変)、滑車神経麻痺(後天性では頭蓋内病変の検索)、心因性視能障害(器質性疾患の除外)では、いずれも中枢性病変の評価が必要です。
選択肢の確認
1.急性内斜視
誤り。急性内斜視では脳腫瘍などの除外が必要である。
2.MLF 症候群
誤り。MLF症候群は脳幹病変によるもので画像検査が必要である。
3.滑車神経麻痺
誤り。後天性の滑車神経麻痺では頭蓋内病変の検索が必要である。
4.微小斜視弱視
正しい。微小斜視弱視は機能的な病態であり中枢性病変の検査を要しない。
5.身体表現性障害〈心因性視能障害〉
誤り。心因性視能障害では器質性疾患の除外が必要である。
覚えるポイント
- 微小斜視弱視=10Δ以下、調和性異常対応、中心窩抑制暗点、不同視の合併が多い。
- 急性内斜視=Chiari奇形や後頭蓋窩腫瘍の除外が必要。
- 心因性の診断は器質性疾患を除外したうえで行う。