54AM017第54回 視能訓練士国家試験 過去問

眼球運動障害を中枢性と末梢性に鑑別する際に有用な現象はどれか。2 つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 1・5

正答

1、5

この問題のポイント

眼球運動障害の中枢性と末梢性の鑑別に有用な現象を問う問題です。

解説

Bell現象(閉瞼時に眼球が上転する)と人形の眼現象(頭部を回転させると眼球が逆向きに動く)は、いずれも反射性の眼球運動です。随意的な眼球運動ができなくても、これらの反射で眼球が動けば、核下性(末梢の神経・筋)は正常で、障害は**核上性(中枢)**にあると判断できます。

Bielschowsky現象は上斜筋麻痺・交代性上斜位の評価、Marcus Gunn現象は顎-瞬目現象、Pulfrich現象は視神経疾患による立体視の錯覚です。

選択肢の確認

1.Bell
正しい。Bell現象で眼球が上転すれば核下性は正常であり中枢性と判断できる。

2.Bielschowsky
誤り。Bielschowsky現象は上斜筋麻痺や交代性上斜位の評価に用いる。

3.Marcus Gunn
誤り。Marcus Gunn現象は下顎運動に伴う眼瞼挙上(先天異常)である。

4.Pulfrich
誤り。Pulfrich現象は視神経疾患による立体視の錯覚である。

5.人形の眼
正しい。人形の眼現象で眼球が動けば核下性は正常であり中枢性と判断できる。

覚えるポイント

  • 反射性の眼球運動が保たれる=核上性(中枢性)の障害。
  • 人形の眼現象=前庭眼反射。Bell現象=閉瞼時の上転。
  • 乳児内斜視と外転神経麻痺の鑑別にも人形の眼現象を用いる。

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