54AM056|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
術後に眼球運動障害をきたすのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
術後に眼球運動障害をきたす術式を問う問題です。
解説
**Faden手術(後方固定術)**は、筋を眼球後方の強膜に縫着することで、その筋の作用方向への運動を選択的に弱める術式です。したがって術後にその方向の眼球運動が制限されます。これは合併症ではなく、意図された効果です。
選択肢に挙げられた後転量(外直筋8 mm、下直筋7 mm、上直筋6 mm、内直筋5 mm)は、いずれも標準的な範囲内であり、著明な運動障害はきたしません。
選択肢の確認
1.Faden 手術
正しい。Faden手術は作用方向への運動を選択的に制限する。
2.外直筋後転8 mm
誤り。外直筋後転8 mmは標準的な範囲内である。
3.下直筋後転7 mm
誤り。下直筋後転7 mmは標準的な範囲内である。
4.上直筋後転6 mm
誤り。上直筋後転6 mmは標準的な範囲内である。
5.内直筋後転5 mm
誤り。内直筋後転5 mmは標準的な範囲内である。
覚えるポイント
- Faden手術=作用方向への運動を弱める。第1眼位はほとんど変えない。
- 高AC/A比の内斜視、交代性上斜位、眼振などに用いる。
- 過大な後転は眼球運動制限と眼位のずれをきたす。