50PM016|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
電車で移動中に車窓の移りゆく景色を眺めると、遠くの山々はあまり動かず、近くの景色ほど進行方向と反対に速く動いて見えた。この現象と関連のある奥行き手がかりはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
奥行き知覚の手がかりの種類を問う問題です。
解説
観察者が移動するとき、近い対象ほど速く逆方向へ、遠い対象ほどゆっくり動いて見える現象を運動視差といいます。この見かけの速度差から奥行きが知覚されます。片眼でも成立する強力な単眼性の手がかりです。
大気遠近法は遠方がかすんで見える現象、テクスチャの勾配は模様の密度変化、輻湊角と両眼視差は両眼性の手がかりです。
選択肢の確認
1.運動視差
正しい。観察者の移動により生じる見かけの速度差が運動視差である。
2.大気遠近法
誤り。大気遠近法は遠方の対象がかすんで青みがかって見える手がかりである。
3.テクスチャの勾配
誤り。テクスチャの勾配は模様の密度変化による手がかりである。
4.輻湊角
誤り。輻湊角は両眼の内寄せ量による手がかりである。
5.両眼視差
誤り。両眼視差は左右の網膜像のずれによる手がかりである。
覚えるポイント
- 運動視差=単眼性の強力な奥行き手がかり。
- 片眼視の人は頭を動かして運動視差を積極的に利用する。
- 両眼性=両眼視差・輻湊角。それ以外は単眼性。