第53回
53AM018|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
2つ選択
観察者と対象物の視距離が長くなるほど、立体視の感度が低下する奥行き手がかりはどれか。2 つ選べ。
解答・解説を見る
正解4・5
正答
4、5
この問題のポイント
視距離により感度が変わる奥行き手がかりを問う問題です。
解説
両眼視差と輻湊は、いずれも左右の眼の間隔(約6.5 cm)を基線とする三角測量の原理に基づきます。視距離が長くなると基線に対する角度差が小さくなるため、遠方ほど感度が急激に低下します。実用的には数メートルまでしか有効に働きません。
重なりによる遮閉・大気遠近法・テクスチャの勾配は単眼性の手がかりで、遠方でも有効に働きます(大気遠近法はむしろ遠方で有効です)。
選択肢の確認
1.重なりによる遮閉
誤り。重なりによる遮閉は距離によらず有効な単眼性手がかりである。
2.大気遠近法
誤り。大気遠近法はむしろ遠方で有効な単眼性手がかりである。
3.テクスチャの勾配
誤り。テクスチャの勾配は距離によらず働く単眼性手がかりである。
4.輻湊
正しい。輻湊は両眼の間隔を基線とするため遠方で感度が低下する。
5.両眼視差
正しい。両眼視差は両眼の間隔を基線とするため遠方で感度が低下する。
覚えるポイント
- 両眼性の手がかり=両眼視差・輻湊。両眼間隔を基線とするため遠方で無力になる。
- 単眼性の手がかりは遠方でも有効。片眼視の人はこれを活用する。
- 立体視の有効範囲は実用上おおむね数メートル以内。
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