53AM059|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
後天眼球運動障害の視能訓練の目的で正しいのはどれか。2 つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・2
正答
1、2
この問題のポイント
後天眼球運動障害に対する視能訓練の目的を問う問題です。
解説
麻痺性斜視では、麻痺筋の拮抗筋(はりあい筋)が拘縮して二次的な制限を生じます。これを防ぐことが訓練の重要な目的のひとつです。また、両眼単一視野を拡大して複視のない範囲を広げ、代償頭位の負担を減らすことも目的になります。
調節力の改善・抑制の除去・視力の回復は、後天眼球運動障害に対する訓練の目的ではありません(抑制はむしろ複視を軽減する適応です)。
選択肢の確認
1.拮抗筋〈はりあい筋〉の拘縮に対する予防
正しい。拮抗筋の拘縮を予防することが重要な目的である。
2.両眼単一視野の拡大
正しい。両眼単一視野の拡大により複視のない範囲を広げる。
3.調節力の改善
誤り。調節力の改善は目的ではない。
4.抑制の除去
誤り。抑制の除去は後天眼球運動障害の訓練目的ではない。
5.視力の回復
誤り。視力の回復は目的ではない。
覚えるポイント
- 麻痺性斜視の訓練=拮抗筋の拘縮予防、両眼単一視野の拡大、代償頭位の軽減。
- 急性期はプリズムや遮閉で複視を軽減し、自然回復を待つ。
- 6か月経っても回復しなければ手術を検討する。