53PM030|第53回 視能訓練士国家試験 過去問
眼底自発蛍光検査の結果(別冊No. 3)を別に示す。この疾患はどれか。

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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
眼底自発蛍光の所見から疾患を判断する図問題です。
解説
眼底自発蛍光で、中間周辺部が広く低蛍光となり、その内側の後極部に過蛍光のリングがみられる所見は、網膜色素変性の典型です。
低蛍光は網膜色素上皮の萎縮(リポフスチンの消失)を、過蛍光リングは変性が進行しつつある境界部の代謝負荷を反映します。リングの縮小が進行の指標になります。
選択肢の確認
1.Stargardt 病
誤り。Stargardt病では黄斑部の異常と暗い脈絡膜(dark choroid)が特徴である。
2.加齢黄斑変性
誤り。加齢黄斑変性では黄斑部に限局した所見となる。
3.網膜色素変性
正しい。中間周辺部の広範な低蛍光と過蛍光リングは網膜色素変性の所見である。
4.卵黄様黄斑ジストロフィ
誤り。卵黄様黄斑ジストロフィでは黄斑部の卵黄様病巣が過蛍光を示す。
5.急性帯状潜在性網膜外層症〈AZOOR〉
誤り。AZOORでは病変部に一致した限局性の変化がみられる。
覚えるポイント
- 眼底自発蛍光=網膜色素上皮のリポフスチンに由来する。
- 低蛍光=RPEの萎縮。過蛍光=代謝負荷の亢進。
- 網膜色素変性では過蛍光リングの縮小が進行の指標となる。