54AM052|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
回旋斜視で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
回旋斜視の特徴を問う問題です。
解説
回旋斜視では、外方回旋斜視のほうが多くみられます。上斜筋麻痺(内旋筋の麻痺)が回旋斜視の最も多い原因であり、これによって外方回旋が生じるためです。
上下偏位を伴うことが多く、矯正には斜筋や上下直筋の手術(水平直筋の後転では治りません)を用い、動眼神経麻痺でも下斜筋の麻痺により回旋が生じ、上下直筋の水平移動でも矯正できます。
選択肢の確認
1.外方回旋斜視が多い。
正しい。上斜筋麻痺が多いため外方回旋斜視のほうが多い。
2.上下偏位は伴わない。
誤り。上下偏位を伴うことが多い。
3.水平直筋の後転で矯正する。
誤り。水平直筋には回旋作用がなく矯正できない。
4.動眼神経麻痺にはみられない。
誤り。動眼神経麻痺でも下斜筋の麻痺により回旋が生じる。
5.上下直筋の水平移動手術では治らない。
誤り。上下直筋の水平移動手術で回旋を矯正できる。
覚えるポイント
- 外方回旋=上斜筋麻痺(最多)。内方回旋=下斜筋麻痺(まれ)。
- 矯正=原田-伊藤法(上斜筋前部前転)、上直筋の鼻側移動、下直筋の耳側移動。
- プリズムでは回旋を矯正できない(像を回転させられないため)。