54PM039第54回 視能訓練士国家試験 過去問

右眼に赤フィルタを装用したときの結果(別冊No. 5)を別に示す。考えられる疾患はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

赤フィルタ法の結果から麻痺筋を判断する図問題です。

解説

右眼に赤フィルタを装用しているので、赤い像が右眼、白い像が左眼の像です。図では9方向すべてで赤い像が白い像の右側にあり、右眼の像が右に投影される同側性(非交差性)の水平複視、すなわち内斜視の所見です。

複像間距離は右方視で最大、左方視で最小(ほぼ重なる)となり、上下のずれや傾きはありません。右方視で増強する水平の同側性複視は、右眼の外転を担う右外直筋の麻痺=右外転神経麻痺を示します。

選択肢の確認

1.外転神経麻痺
正しい。水平の同側性複視で側方視により増大する所見は外転神経麻痺である。

2.滑車神経麻痺
誤り。滑車神経麻痺では上下と回旋の複視が生じる。

3.動眼神経麻痺
誤り。動眼神経麻痺では外下斜視となり交差性複視が生じる。

4.Brown 症候群
誤り。Brown症候群では内転位の上転制限による上下複視が生じる。

5.Parinaud 症候群
誤り。Parinaud症候群では上方注視麻痺が生じる。

覚えるポイント

  • 内斜視=同側性(非交差性)複視。外斜視=交差性複視。
  • 複像間距離は麻痺筋の作用方向で最大となる。
  • 赤フィルタ装用眼の像が、複視のどちら側に見えるかで判定する。

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