54PM038第54回 視能訓練士国家試験 過去問

調節障害を有し0.1%ピロカルピン塩酸塩点眼によって縮瞳がみられる疾患はどれか。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

低濃度ピロカルピンに過敏に反応する病態を問う問題です。

解説

Adie症候群(緊張性瞳孔)では、毛様体神経節の障害により支配を失った瞳孔括約筋が除神経性過敏の状態になります。そのため、通常なら効かない0.1%の低濃度ピロカルピンでも縮瞳が起こります。これが診断の決め手になります。

調節障害(近方視の困難)を伴うことも本症の特徴です。Duane症候群・Horner症候群・Parinaud症候群・動眼神経麻痺では、この反応はみられません。

選択肢の確認

1.Adie 症候群
正しい。Adie症候群では除神経性過敏により低濃度ピロカルピンで縮瞳する。

2.Duane 症候群
誤り。Duane症候群は眼球運動の異常である。

3.Horner 症候群
誤り。Horner症候群は交感神経の障害で縮瞳している。

4.Parinaud 症候群
誤り。Parinaud症候群では光近反応解離がみられる。

5.動眼神経麻痺
誤り。動眼神経麻痺では低濃度ピロカルピンでは縮瞳しない。

覚えるポイント

  • Adie症候群=緊張性瞳孔・調節障害・光近反応解離・腱反射消失。
  • 0.1%ピロカルピンで縮瞳すれば除神経性過敏があり診断の助けとなる。
  • 若年女性に多く、片眼性が多い。経過とともに縮瞳へ転じることがある。

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