52AM063第52回 視能訓練士国家試験 過去問

小児の屈折検査に用いるアトロピン硫酸塩点眼薬について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

アトロピン硫酸塩点眼薬の性質を問う問題です。

解説

アトロピンは抗コリン薬であり、全身に吸収されると顔面紅潮・口渇・発熱・頻脈・不穏といった副作用を起こします。とくに小児では体重あたりの吸収量が多いため注意が必要です。

調節麻痺作用は最も強く副交感神経遮断薬であり、薬効の消失には点眼中止後2週間程度かかり、点眼指示(1日2回3日間など)が正確に守られたかの確認は結果の解釈に不可欠です。

選択肢の確認

1.調節麻痺作用は弱い。
誤り。アトロピンの調節麻痺作用は最も強い。

2.副交感神経作動薬である。
誤り。副交感神経遮断薬(抗コリン薬)である。

3.副作用として顔面紅潮がある。
正しい。副作用として顔面紅潮がある。

4.薬効消失までの期間は点眼中止後1週間である。
誤り。薬効の消失には点眼中止後2週間程度かかる。

5.点眼指示が正確に実行されているかは重要ではない。
誤り。点眼指示が正確に実行されたかの確認は重要である。

覚えるポイント

  • 調節麻痺の強さ=アトロピン>シクロペントラート>トロピカミド。
  • アトロピンの副作用=顔面紅潮・口渇・発熱・頻脈・不穏。点眼後は涙嚢部を圧迫する。
  • 作用の持続=アトロピン約2週間、シクロペントラート約1日、トロピカミド数時間。

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